Windows 10:IE11にて「イントラネットサイトを互換表示で表示する」をグループポリシーで制御する
目的
Windows 10のIE11にて「イントラネットサイトを互換表示で表示する」をグループポリシーにて制御する。
IE11のデフォルト設定として「イントラネットサイトを互換表示で表示する」の機能が"有効"である為、社内のグループウェア等の表示に意図せず、不具合が生じる可能性がある。
管理人も社内のグループウェアをプロキシを介さずにアクセスさせる為にプロキシの例外設定をしたところ、意図せずグループウェアが互換表示となり、表示に不具合が生じて少しハマりました(笑
設定箇所
グループポリシー設定
グループポリシーの以下設定を変更する。
設定画面
設定項目
項目 | 値 |
---|---|
設定箇所 | グループポリシー\コンピュータの構成\管理用テンプレート \Windowsコンポーネント\Internet Explorer\互換表示 |
設定項目 | ローカルイントラネットでInternet Explorer標準モードを有効にする |
設定値 | ・未構成【既定】 ・有効 ・無効 |
設定値説明
設定値 | 説明 |
---|---|
未構成 | 「イントラネットサイトを互換表示で表示する」について利用者に設定の変更が許可される。 |
有効 | 「イントラネットサイトを互換表示で表示する」が無効化され、利用者に設定の変更が許可されない。 |
無効 | 「イントラネットサイトを互換表示で表示する」が有効化され、利用者に設定の変更が許可されない。 |
「ローカルイントラネットでInternet Explorer標準モードを有効にする」を"有効"設定後 (ドメイン一般ユーザー)
レジストリ
対象設定のレジストリについて備忘の為、記載する。
項目 | 値 |
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キー | HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\BrowserEmulation |
名前 | IntranetCompatibilityMode |
種類 | REG_DWORD |
値 | 0:無効 1:有効 |
利用環境
Windows 10 Pro 64bit (バージョン:1511)
DCサーバー:Windows Server 2012 R2
フォレスト機能レベル:Windows Server 2008 R2
ドメイン機能レベル:Windows Server 2008 R2
※Windows 10 Version 1511 Administrative Templates導入済み環境